あはははは

いざ、参らん!

スーパー銭湯(数%)

加奈子はいつものように
濡れた身体を拭いたばかりのバスタオルを
裸に巻き付けたままの姿で
脱衣所から居間の方へ向けて一歩、
いつものように、
足を踏み出したはずだった。

脱衣所より光量の多い居間には
いるはずのない人間が
こちらに背を向けて立っていた